Bouvardia’s blog

猫と花、娘との暮らしについて綴ります

ちょっと立ち止まって

お題「#おうち時間

変わったことと、変わらないこと

娘が中学生になった。入学式は延期(時期未定)だが、先日 教科書受け取りとクラス発表、休校中の過ごし方について指導を受けてきた。小一時間の予定で、各種提出書類もあることから保護者による車での送り迎えも可というメールが事前に届いた。

娘が通う中学校は、私の母校。制服も校舎も、通学カバンも当時のまま。とても懐かしい。私の時代は、徒歩でたっぷり40分かけて通学していたが、今では自転車通学が認められている。お天気の良い日は楽だけど、雨の日はレインコート着用するとはいえ 足も顔もずぶ濡れになりながら通う姿を思い浮かべると、今から可哀相に思う。

家に帰り、娘は沢山持ち帰った教科書類を広げて、早速名前を記入し始めた。

横から どれどれ?と国語の教科書を見せてもらうと、まず最初の物語として 瀬尾まいこさんの作品「花曇りの向こう」が載っていた。今時は授業で瀬尾まいこさんの作品を読めるのかと羨ましくなった。つい、娘よりも先に私が読みふけってしまった。というのも「強運の神様」や「幸福な食卓」、「優しい音楽」、「卵の緒」など、好きな作品が幾つもあるから。「そして、バトンは渡された」は図書館で予約待ちしており、予約順位はなんと699番目…ゆっくり気長に待っている。その間にもし単行本化されたら購入しようと思っている。

続けて読み進めると、懐かしい挿絵が目に飛び込んできた。タイトルは「ちょっと立ち止まって/桑原茂夫」。

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実際の絵とは異なるが、黒い部分を中心に見ると、優勝カップのような形がくっきりと浮かび上がる。このとき白い部分はバックにすぎない。逆に白い部分に注目してみると、今度は向き合っている二人の顔の影絵が見えてきて、黒い部分はバックになってしまうというもの。同様に視点を変えると、違って見える絵が他に二つ紹介されている。

…懐かしい。これはよく覚えている。三つの絵も、内容も昔と変わらない。

日常生活においても、ひと目見た時の印象に縛られ、一面のみをとらえて、その物のすべてを知ったように思いがち…大人ってなった今だからか、激しく同意。確かにそうだ。物だけでなく、人に対しても、同じことが言えるように思う。見方によって見えてくるものが違う。ちょっと立ち止まって、他の見方を試してみれば 新しい発見の驚きや喜びを味わうことが出来る。…大切なこと。あらためて心に染みた。

図書館が閉まっていても、本屋へ行けなくても、教科書があれば おうち時間を読書に費やせそうだ。

 

お家に居よう。

自分のため、家族のため、友達とその家族、みんなのために。人にやさしく。