Bouvardia’s blog

猫と花、娘との暮らしについて綴ります

弱い私が鬱病になった話

今週のお題「会いたい人」

叶うならば、父に会ってみたい。私が20歳のときに癌で他界した父親。

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今日はクレマチスの日

病床で闘う父に、成人式の晴れ着姿の写真を見せたら「化粧が濃いな」と言われた。末っ子である私が成人して、春には就職することでホッと肩の荷が下りたのかもしれない。現役サラリーマンで、まだ54歳だった父が3月に亡くなり、4月から私は 父と同じサラリーマンになった。社会人として働く私の姿を一度見てもらいたかった。そして、相談してみたいことがこれまでに幾つもあった。父は強い人だった。強く見えた父は、壁にぶつかった時にどんな思いで乗り越えていたのだろう。

40を過ぎて仕事に悩み、疲れて、鬱病になった。

仕事のことは、これまで家族に相談できなかった。母は会社勤めの経験が無い人だし、歳の離れた姉と兄は、私が中学の頃には独立して家にいなかったこともある。

鬱病になった私の姿を見たら、強かった父はどう思っただろう。母をガッカリさせたように、父もガッカリしただろうか。それとも、理解を示してくれただろうか。

鬱病を経験した(している)私は、これからはもっと強く、優しく生きていきたいと思っている。父のように、強く見える人になれるだろうか……他人がどう見ようとそんなの関係ない。ここから先の‘分からない’ことは不安だらけじゃなくて、どうにかなるような気がしている。この心境に至るまでには、友達と医師の支えが必要だった。そして、自分の思い描く‘強く、優しく生きていく’ために、自分の病気について理解しておかねばならなかった。

今の私が理解している「鬱病」について 

周りから『怠け病』『怠け者』と思われても仕方ない。でも、経験した(している)人には分かる。鬱病は、病気である。もし、この弱小ブログを読んでくださっている方の周りに鬱の症状で悩む人がいたならば、どうか理解してほしい。鬱病の症状は放っておいてはいけない。

私が経験した鬱病の症状

私の場合、底なし沼に堕ちていく一方だった期間は‘怖い’以外の感情が一切なくなった。生きていくのが怖いと言って震える私を前にして、友達は泣いていた。大切な友達を泣かせてしまって申し訳なくて「困らせてごめんね」と言ったけど、私自身は泣けなかった。ただひたすら、何もかもが怖くて。目の前も、頭の中も真っ暗闇。真っ黒。自分の‘気分’に支配されていることに気づけていなくて、もうどうしていいか分からなかった。心配してくれる友達を困らせたくなくて、私からは何を話していいか分からなくなった。私が働けなくなったら、母も娘も生きていけない。だから、家族の前で平然を装っていた。それも、すぐに限界がきた。会社にも、友達に対しても家族にも罪悪感でいっぱいになった。どうして私なんかが、こんな風になったのだろうと思った。もっと大変な思いで生きている人はいるのに、どうして私なんかが、と。

【不調が現れた初期の頃】生活に支障はなくても、早めに病院を受診すべき。

  • 集中力の低下
  • 気分の落ち込み など

【症状が悪化してから】とにかく怖い。決して放っておかない。

  • 感情がなくなる
  • 自己否定

症状が悪化すると、他人との関わりを避けるようになり、内にこもってどんどん症状を悪くさせてしまう無限ループ状態に陥る=その状態では眠れるはずもない⇒眠れない頭で何か考えたり、判断・決断できやしない⇒何も手につかなくなる⇒働けない=生きていけない=死ぬしかない、という‘気分’に支配されるようになる。

鬱を経験した(している)私が、いま思うこと

鬱病と戦う人がそばにいたら、どうか ただ理解してほしい。鬱病は病気であり、放っておいてはいけない。

誰にでもかかる可能性はあるから、もし万が一あなたが鬱の症状で悩むことがあったら、必ず病院へ行ってほしい。周りの人を頼って、医師の処方する薬の力を借りてほしい。どうか諦めないで、自分を信じて、ただ時が過ぎるのを待ってほしい。必ず治る。周りのアドバイスが心に響かなくても、きちんと積み重なっていて、いつかストンと納得いくときが来る。大丈夫。絶対に治る。治す、治せる。大丈夫。底が無いように思える沼にもきちんと底があって、足がついた!と思える瞬間が必ず来るから。足がついたなら、あとは浮上するだけだから大丈夫。また転んだら、そのときは また起き上がればいい。諦めなければ、どこからでも何度でも這い上がれる。

信頼できる医者に出会えたら、プロに任せるのが一番いい。

そんなに悩まなくていい。

一人で抱え込まない。

もっと他人を頼っていい。

助けてもらった恩を返せなくても、他の誰かの手助けが出来ればいい。

みんなで助け合えれば、それが一番いい。

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会いたくても会えない父親。少しだけ強くなった私を、空から見守ってくれているだろうか。天国があるかどうかなんて、死んでみなけりゃ分からない。人はいつか必ず死にゆくものだから。自分で選ぶ必要はない。不安も怖さも消え去ることはないけど、‘気分’に支配される自分を解放してあげよう。悩みは多かれ少なかれ 誰にでもあるもの。まるっと全部ひっくるめて、生きている今を大切にしよう。

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庭のシラン(紫色)が咲きました

今日も、きっと いい日になる☆